独立開業後の税理士の集客方法!儲かるホームページの作り方
- 2019.02.01
- 士業のためのお役立ち情報

せっかく税理士資格を取得して独立開業しても、集客がうまくいかず廃業する税理士がいます。
税理士として素晴らしいスキルや知識があっても、集客できなければ1円にもなりません。
「顧客を集客し続ける仕組み」を作れば高収入を得続けることができます。
この記事では、
- 税理士の集客方法
- 紹介営業のデメリット
- ホームページやブログのWeb集客の方法
- 一般社団法人に登録する集客方法
- セミナー集客の方法
- 紹介営業の方法
- 税理士の営業方法
- 今後の税理士業界はどうなる?
- 相続マーケットは右肩上がり
などをご紹介します。
あなたの集客のヒントになればうれしいです(^^)
それでは、さっそく見ていきましょう!
- 1. 税理士の集客対策はなぜ必要か?
- 2. Webからの集客
- 2.1. ホームページは名刺と同じ
- 2.2. ホームページを育てると検索上位に来て問い合わせがくる
- 2.3. ホームページ業者に気をつけて
- 2.4. まずはホームページのコンセプトを決める
- 2.5. 見る人の立場になってホームページを作る
- 2.6. わかりやすくて見やすいホームページにする
- 2.7. キャッチコピーの書き方
- 2.8. もっとも短時間で簡単に低コストで集客できるのはワードプレス
- 2.9. ワードプレスのメリット
- 2.10. ホームページにブログを書いて集客する方法
- 2.11. どんなことをブログに書くのか?
- 2.12. ホームページでも差別化が大切
- 2.13. ホームページに来てほしいターゲットを明確にしないと問い合わせはこない
- 2.14. Web集客はキーワード選定が命!
- 2.15. 検索上位にくる記事を書くには、すでに上位にある記事を参考にする
- 2.16. 頑張らなくても中身のある長文を書ける方法
- 2.17. Googleはどうやって検索順位を決めているのか?
- 2.18. どれだけSEO対策しても検索上位にこないこともある
- 2.19. ホームページ集客にはPPC広告も有効
- 2.20. Google Analyticsを入れてアクセス解析をする
- 2.21. 税理士のfacebook集客
- 2.22. Youtube集客もかなり有効
- 3. 一般社団法人に登録して集客する方法
- 4. 税理士のセミナー集客
- 5. 紹介営業
- 6. 知り合いに営業する
- 7. 税理士マッチングサイトで集客
- 8. 新聞広告やチラシやDMで集客
- 9. 今後の税理士業界はどうなる?
- 10. 相続マーケットは右肩上がり
- 11. まとめ
税理士の集客対策はなぜ必要か?
全国には28000を超える税理士事務所、75000人を超える税理士がいます。
インターネット上で税理士事務所の情報が簡単に手に入るため、税理士の競争が激化しています。
経営が長い法人は基本的に税理士を変えることは少ないですし、新設法人は顧問料が安い税理士事務所に興味を持ちがちです。
今いる顧問先や顧客の仕事をしていけば自然と顧客が増える時代でもありません。
勤務税理士だったころは日々の業務に追われて集客を意識することは少ないです。
何年も苦労して税理士試験に合格し、いざ独立開業して初めて「集客の大変さ」に気づく税理士もいます。
あわててホームページを作ったり、広告を打ったり、異業種交流会などに参加して、びっくりするほど広告宣伝費がかかることに驚くものです。
税理士としてのスキルや知識がどんなにすごくても、お客さんが来なければお金になりません。
反対にいえば、税理士としてのスキルや知識がそこまですごくなくても、集客に成功すれば経営はうまくいくということです。
税理士の集客方法
税理士の集客方法には大きく分けて、
- 紹介
- ホームページやブログなどのWeb集客
- 一般社団法人に登録
- セミナー集客
- 営業活動(異業種交流会含む)
- 税理士マッチングサイト
- チラシ、DM
- 広告
などがあります。
この記事で詳しく解説していきます。
紹介営業のデメリット
長年、税理士の集客は紹介営業が主流でした。
あなたの仕事ぶりが良ければ、顧客が顧客を紹介してくれます。
ただし、紹介営業にはデメリットがあります。
紹介のミスマッチのデメリット
デメリットの1つは、紹介元の顧客が思っている「あなたの良いところ」と、紹介先の顧客が「あなたを良いと思うポイント」にはズレがあることです。
例えば、先輩経営者が新設法人を立ち上げた後輩経営者にあなた(税理士)を紹介したとしましょう。
先輩経営者はあなたの良いところを「月次決算してくれて、財務コンサルもしてくれて、毎月訪問してくれるから」と思っているとしましょう。
ところが、新設法人を立ち上げた後輩経営者が税理士に求めるものは「最低限のことを安くやってくれれば十分」と思っているとします。
先輩経営者が「良い税理士さんだからお前も先生に顧問頼めよ!」と後輩経営者に言って、後輩経営者も先輩からの紹介なので断りづらい…ということもあります。
つまり、紹介のミスマッチが起きてしまいます。
後輩経営者にとっては「不満足なサービス」なので解約されてしまうリスクもあります。
顧客が税理士を比較できない
税理士を紹介されてしまうと、顧客は税理士の比較検討ができません。
ネットを調べればたくさんの税理士事務所の情報が出てきて比較できる時代です。
特に、若い経営者は比較したい人が多く、新設法人の顧問先を獲得するにはWeb集客対策をした方が良いです。
紹介を待たなければいけない
紹介営業は紹介元が紹介してくれるまで待たなければいけません。
紹介してくれるまでやることがありません。
独立したての税理士にとって「待ちの状態」は経営を圧迫しかねません。
紹介依頼をすることはできますが、その後やることがないのはデメリットです。
紹介される数に限界がある
紹介営業といっても、毎日新規の見込み客と会えるわけではありません。
良くても月に数人というところでしょう。
紹介営業は紹介元の人の信用を担保できるメリットはありますが、爆発的な集客にはつながりにくいデメリットがあります。
Webからの集客
今は税理士もWeb集客対策をするのが当たり前の時代です。
Web集客のメリットは、
- 優秀な営業マンを月数千円で雇っているのと同じ
- 24時間営業してくれる
- 自分から情報発信できる
- 紹介や営業では出会えない顧客に会える
- 紹介、営業、チラシ、広告よりも多くの情報を発信できる
- 全国の人が見てくれる
などでしょう。
まさに「集客し続けてくれる仕組み」です。
facebook、twitter、instagramなどのSNSは無料で利用できます。
amabloなどのブログも無料で利用できます。
Youtubeはあなたの声や顔やプレゼンテーションを無料で全世界に配信できます。
ホームページは月数千円のコストで運営できます。
税理士さんの中には「Webからの顧客は質が悪い」という人がいますが、そんなことはありません。
Web集客の仕組みが悪ければ質の悪い顧客が集まり、Web集客の仕組みが良ければ質の良い顧客が集まります。
特に若い経営者はネット上の情報をよく見ています。
「お金のことなので、知り合いの紹介の税理士ではなくネットから自分で探したい」という人もけっこういます。
下記に書くWeb集客対策を行えば、単価の高い顧客から問い合わせをもらうことも可能です。
ホームページは名刺と同じ
営業活動や紹介営業、異業種交流会への参加などで名刺を渡すことがありますよね?
あなたに興味を持った人は必ずあなたのホームページを検索して見にきます。
ですが、せっかくホームページを見にきてくれたのに、
- ホームページがダサい
- ホームページに知りたい情報がのっていない
- ホームページがない
だと、見込み客はガッカリして帰ってしまいます。
ホームページは名刺と同じです。
営業活動で会った人にその場で伝えられる情報には限りがあります。
ですが、ホームページを見にきてもらえれば多くの情報を見てもらうことができます。
税理士としてのスキルが高くても、ホームページで失客している税理士はかなり多いです。
「税理士にホームページは必要ない!」という先生もいますが、もうそんな時代ではありません。
ホームページを育てると検索上位に来て問い合わせがくる
ホームページに人の役に立つ情報を書いていくことで、あなたのホームページが検索上位にきます。
例えば、
- 税理士 〇〇市
- 決算対策 税理士
- 相続税 節税
などの検索であなたのホームページが上位に表示されれば、あなたの知らない人がホームページを見て問い合わせをくれる可能性があります。
インターネット人口は1億人を超えています。
60歳以上の人でもインターネットを使いこなしています。
ホームページには、60歳以上の経営者や資産家からも問い合わせがきます。
ネット検索からの問い合わせ・相談の良いところは「誰にも知れずこっそり相談できること」です。
誰にも内緒で第三者の税理士に相談したい経営者や資産家もけっこういるのです。
ホームページから集客するなら検索上位を狙いましょう。
検索上位をとれれば広告費ゼロで集客し続けることができます。
ただし、Googleの検索順位も競争があります。
常に上位に表示されるためには、ホームページを作りっぱなしにするのではなく育てていく必要があります。
検索上位にする方法を下記に紹介していきます。
ホームページ業者に気をつけて
星の数ほどホームページ業者はいますが、集客できるホームページを作れる業者は少ないです。
ホームページ業者の中には、
- 言われたことをやるだけ
- デザイン重視(かっこいいホームページにはなるが問い合わせがこない)
- 検索上位にする対策(SEO対策)に弱い
という業者も多いので、業者選びに注意してください。
「月5000円の管理費をホームページ制作会社に払っているが、問い合わせがこない」という人も多いです。
ただし、ホームページ業者も商売ですので、予算の範囲内の仕事しかできません。
安い費用でホームページ集客を成功させるには、税理士自身もホームページ集客の基礎知識を知っておく方が良いでしょう。
自分やスタッフでできるところは自分たちでやることで、ホームページ集客にかかるコストを抑えることができます。
※もちろん、本業に支障のない範囲で。
まずはホームページのコンセプトを決める
ホームページを作るといっても、まずは「どんなホームページにするか?」を決めなければいけません。
ホームページのコンセプトを決めるときは、まず「何をしたいホームページなのか?」を決めることです。
例えば、
- 新規の顧客から問い合わせがくるホームページにしたい
- うちの事務所で働きたい人から応募の問い合わせがくるホームページにしたい
- 名刺交換した人に見られて恥ずかしくないホームページにしたい
- 読者の役にたつ情報を発信できるホームページにしたい
などが考えられます。
①「新規の顧客から問い合わせがくるホームページ」や②「うちの事務所で働きたい人から応募の問い合わせがくるホームページ」の場合は、SEO対策も必要ですし、ホームページに来てくれた人に問い合わせボタンを押させる工夫が必要です。
③「名刺交換した人に見られて恥ずかしくないホームページにしたい」であれば、写真や画像を多くするのも良いですし、あなたがしゃべっている動画を載せるのも良いでしょう(^^)
④「読者の役にたつ情報を発信できるホームページにしたい」であれば、ブログ機能もあるホームページが良いでしょう。
ホームページのコンセプトを決めれば、どのようなホームページを作れば良いかが見えてきます。
見る人の立場になってホームページを作る
ホームページを見にくる人にわかりやすいホームページでないと、すぐに離脱されてしまいます。
例えば、経営者が見ることを想定しているのであれば、文章は経営者の立場で書かなければいけません。
相続を考えている70代が見ることを想定するなら、難しい専門用語はできるだけ使わず、簡単で誰にでもわかる内容にしなければいけません。
かわいいイラストを入れたり、図や動画で説明することも大切でしょう。
人材を獲得したいホームページであれば、事務所内の写真や動画、スタッフの顔写真や動画、日々の業務の様子の動画などが有効でしょう。
あなたの事務所で働くことを検討している人が、まるであなたの事務所で働いているようなイメージになるホームページが必要です。
ホームページのコンセプトが決まれば「誰に向けたホームページなのか?」が見えてきます(^^)
わかりやすくて見やすいホームページにする
ホームページがわかりにくい内容だと、せっかくきてくれた人が帰ってしまいます。
「人の第一印象は最初の2秒で決まる」といいますが、ホームページも同じです。
第一印象が悪いホームページは離脱率が高く、滞在時間が短くなり、検索順位が下がります。
デザイン性に凝りすぎて伝えたいことがどこに書いてあるかわからないホームページはダメです。
かといって、伝えたいことを書きすぎて読みにくいホームページもダメです。
あなたもそうだと思いますが、人はホームページを隅から隅まで見ません。
だからこそ、ホームページを見にきてくれた人が帰らない工夫が必要です。
- 文字ばかりでなく、画像やイラスト、動画を適度に入れる
- キャッチコピーを入れながら「次も読んでみたい!」と思わせる構図にする
などが有効です。
キャッチコピーの書き方
例えば、あなたがダイエットの方法をネットで調べていたとしましょう。
①『キレイなやせ方』
と、
②『リバウンドなく、3ヶ月で15kgキレイにやせる方法』
だったら、①と②どちらに興味がありますか?
②ですよね。
キャッチコピーの技術ですが、
- 数字を入れると具体性が出て興味をひく
- 最後を「~の方法」「~の理由」で終わらせると、人は答えを知りたくなる
という技法があります。
③『自己管理ができなかった私が、リバウンドなく3ヶ月で15kgやせた理由』
なんかも良いですね(^^)
※ネットで情報を探している人は「答え」を探しにきているので「~の方法」「~の理由」などは有効です。
ホームページを見にきた人が興味をもってくれて、次々と読み進めてくれるような工夫・施策が重要です。
もっとも短時間で簡単に低コストで集客できるのはワードプレス
税理士の仕事は忙しいです。
忙しい税理士でも簡単に管理ができて、難しいWeb知識がいらず、低コストで集客できるのはワードプレスです。
ワードプレスはもともとブログシステムですが、現在は無数のサイトデザイン(テンプレート)があり、ホームページとして十分なサイトができます。
なんと、全世界の25%以上のWebサイトはワードプレスで作られています。
ワードプレスのメリット
ワードプレスにはいくつものメリットがあります。
特に、税理士のWeb集客はワードプレスと相性が良いです。
ブログが書けるので、もっとも早く集客できる
正直にいうと、もっとも早く集客できるのはブログを書くことです。
ホームページを制作して最初の問い合わせを起こすまでは時間がかかります。
前述のとおり、ワードプレスはもともとブログシステムですから、ブログを書くのに最適です。
ワードプレスは「ホームページの機能もあるブログシステム」だと思ってください。
HTML(ソースコードみたいなもの)などで作る一般的なホームページはブログには向きません。
ブログシステムを後から追加しようとすると、費用がかかります。(数万円~数十万円)
であれば、ホームページは最初からワードプレスで作るのが効率的です。
ワードプレスはSEOに強い
ワードプレスはSEOに強いです。
SEOとは「検索エンジン最適化」の略で、簡単にいうと「自分のサイトの検索順位を上位にすること」です。
サイトが上位検索される要因の1つに「内部リンク」があります。
「内部リンク」とは簡単にいうと、1つのサイト内で色々なページを回遊しやすいようにすることです。
当ブログもワードプレスですが、下の方にスクロールしていくと、
- 前の記事
- 次の記事
- 関連する記事
- 最近の投稿
- ランキング
- カテゴリー
など、ブログ内を回遊できるようになっていて、内部リンク対策がされています。
ワードプレスはGoogleの検索エンジンに高く評価される内部リンク対策が自動的に行われるため、難しい知識がいらないのです。
ワードプレスはSEOの時代の変化に合わせて最適な状態に自動的にバージョンアップしてくれるため、時代に合わせたSEOもできます。
無料ツールが豊富
ホームページを作り出すと、
- 問い合わせフォームを設置したい
- 動画を入れたい
- 人気記事ランキングを設置したい
- サイト内検索ができるようにしたい
- 文字の色や大きさを変えたい
- ブログに目次をつけたい
- SNSと連動させたい
などのやりたいことが出てきます。
上記のようなことをホームページ業者に依頼するとすべて有料ですが、ワードプレスはすべて無料です。
「プラグイン」という無料のツールが豊富にあるため、無料で自分の思い通りの仕様にすることができます。
ホームページ業者に頼むと数十万円~百万円以上の費用がかかることが、ワードプレスだと無料なのは大きいですよね。
自分で管理することができる
ワードプレスは難しいWeb知識がなくてもできるため、忙しい税理士にも向いています。
※ちなみに、私もHTMLなどソースコードの知識はまったくありませんが、ワードプレス運営ができています(^^)
バックアップをとることもできるので、万が一過去のサイトコンテンツが消えてしまっても復元できます。
ネットで検索すれば大体のことは自分1人でできてしまいます。
ホームページ業者に頼めば有料ですが、自分で管理できるのでコストをかなり抑えることができます。
ホームページにブログを書いて集客する方法
前述のとおり、ワードプレスであれば簡単にブログを書くことができます。
facebookやamebloでもブログを書くことができますが、無料のWebサービスに書いた記事の著作権はWebサービス会社になってしまうため、おすすめしません。
ブログには何を書いて自由ですが、間違ったブログの書き方をしてしまうと検索順位が下がります。
間違ったブログの書き方を一生懸命続けて、自分のホームページの価値をせっせと下げている人もいるので注意してください。
どんなことをブログに書くのか?
ブログを書くとき一番よくないのは「とりあえず何でもいいから書いてみよう」とスタートすることです。
無計画にブログを書くのは検索順位を下げる要因です。
Googleは低品質なコンテンツ(記事)をもっとも嫌います。
特に、ブログを始めた初期に何を書くかが重要です。
- 「〇〇市に行ってきました!ランチに食べたラーメンがとってもおいしかったです!」
- 「今日はアポイント5件で大忙し!がんばるぞー!」
というような内容は、ホームページのブログには書かないでください。
※書くとしたらfacebook、twitter、instagramなどのSNSにしてください。
あなたの人間性をブログに書くのは、ブログのアクセスが多くなって安定してからです。
ブログ立ち上げ当初は、あなたが集客したい人たちが検索するキーワードで上位をとれるようなブログに集中してください。
あなたが集客したい経営者、資産家などが税理士に求めていることをイメージするところから始めましょう。
- 法人税の節税の方法を知りたい
- 親が亡くなったが、うちは相続税の対象か知りたい
- 法人の資金繰りや資金調達について知りたい
- 決算書から経営予測を知りたい
など、あなたが集客したい人が税理士に求めることをイメージしてブログを書くことが大切です。
あなたの得意ジャンルをブログに書くのも良い
あなたが税理士として得意なジャンルをブログに書くのも良いでしょう。
法人税に詳しいなら、
- 経営者が喜ぶ会計の裏ワザ
- 簡単なのにみんなやっていない法人税の節税方法
- 決算前ギリギリでもできる節税は?
などのテーマでブログを書くのも良いでしょう。
「法人税 節税」というキーワードで上位をとれれば、儲かっている法人から問い合わせをもらえます。
月に何本のブログを書けばいいの?
「月に何本ブログを書けばいいですか?」とよく聞かれますが、記事の数は大事ではありません。
記事数が少なくても、ブログの内容がしっかりしていれば検索上位にきます。
きちんとブログを書こうとすると、1記事書くのに3日はかかります。
税理士業務をしながら丸々3日をブログのために空けるのは難しいですから、空き時間や移動時間、休日を活用して書くことになるでしょう。
きちんとした内容であれば月に1記事か、2ヶ月に1記事でも大丈夫です(^^)
多くのWeb集客のサイトには「まず100記事書きましょう」と書かれていますが、低品質な100記事はGoogleからペナルティを食らって検索順位が下がります。
記事数は少なくても大丈夫なので、1記事1記事をしっかり書くことが大切です。
1記事は何文字くらい書けばいいの?
「ブログ1記事は何文字くらいで書けばいいですか?」という質問も多いです。
正直「〇〇〇〇文字以上書かないと検索上位にこない」というものはありません。
ただ、検索上位にくる条件の中に「サイトの滞在時間の長い方が検索上位にくる」というものがあります。
物理的に、文字数が少ないサイトは滞在時間が短くなり、文字数が長いサイトは滞在時間が長くなります。
ですが、内容が乏しいのにダラダラと長い文章を書いても、読者はすぐに離脱してしまいます。
中身のある長文がもっとも上位にきます。
ちなみに、私もブログを運営しています。
検索1ページ目に来ているブログは、全体の50%くらいです。
私の感覚ですが、1記事7000文字~15000文字の間がもっとも検索順位が高く、滞在時間が長いです。
1記事の滞在時間が6分間を超えたら、かなりの確率で検索上位にきます。
中身のある長文を書くにはコツがあります(^^)
頑張らなくても中身のある長文を書ける方法があるので、後ほどご紹介します。
ホームページでも差別化が大切
前述のとおり、全国に税理士は75000人以上、税理士事務所は28000以上あります。
税理士も差別化をしないと他の税理士と同じになってしまいます。
顧客が税理士を選ぶときに知りたいのは「この税理士さんはどんな分野が強いんだろう?」です。
税理士として「なんでもできますよ」と言いたい気持ちはよーくわかりますが、「なんでもできる」は印象に残らないのです。
例えば、あなたが焼き鳥で一杯やりたいとしましょう。
飲み屋街を歩いていて、
- チェーンの居酒屋さん
- 焼き鳥専門店
だったら、どちらに入りますか?
②「焼き鳥専門店」ですよね。
仮にその焼き鳥専門店が有名チェーンでなくても入りますよね?
なぜならあなたは「焼き鳥たべたい!」と思っているからです。
税理士を選ぶ顧客も同じです。
例えば、
- 「法人税の節税をしたい!」
- 「相続税の納税資金がない!」
- 「不動産投資の課税関係がわからない!」
という人がいたとしましょう。
その人がネットを調べていて、
- 「法人税専門の税理士」
- 「相続税の申告〇〇〇〇件の実績」
- 「サラリーマンの不動産投資に強い税理士」
など、はっきりと特徴が書かれていたら問い合わせをしてくれるのです。
自分の悩みを解決してくれそうだからです。
差別化は無限大
法人税、相続税、不動産投資の課税関係など得意分野での差別化もできますが、差別化は他にも様々な要素があります。
例えば、
- 顧問先の業種
- 過去の実績
- 地域
- あなたの年齢や家族構成
- 趣味
- 出身校
などでも差別化はできます。
例えば、
- 法人の決算対策を売りにしている税理士さん
- 主に不動産業の顧問先が多い
- 法人決算対策の実施件数が過去100件
- 東京都渋谷区に事務所がある
- 40代中盤、既婚、子供2人
- 趣味:ワイン
- 出身校:A大学
というだけでも、かなり特徴がでます。
人は自分と近い境遇の人に親近感を覚えます。
極端な話ですが、
- 渋谷区の不動産会社の経営者
- その経営者は既婚で子供が2人いて、ワイン好きで、A大学出身
- 今期利益がでて法人税をどうにかしたい
であれば、かなり高い確率であなたに問い合わせがあります。
税理士を探している側からすれば「いたー!この人だ!!」と思いますもん(^^)
税理士としてもありますが、人として会ってみたいもんです(^^)
顧客も、どうせ税理士にお金を払うなら気の合う人を選びたいものなんです。
「差別化するほど顧客層が狭くなる…」という気持ちはわかりますが、実はターゲットを絞れば絞るほど問い合わせは増えます。
差別化の要素が増えていくごとに「あなたしかいない!」となるからです。
ちなみに、地域は「〇〇県〇〇市出身」でも良いでしょう(^^)
「この税理士さん、自分と出身地が同じだ!」というのも、問い合わせをする理由になるんです。
ホームページにはあなたの差別化要素を載せておくことが大切です(^^)
差別化は顧客の立場で
差別化をするときは、まず自分の中で集客したい人をイメージしましょう。
- 年商数億~数十億円の中小企業
- 資産10億円以上の資産家
- 儲かっている開業医
などあると思います。
ただし、これらをそのまま差別化のキーワードにしてホームページに書いてはいけません。
例えば、「年商数億~数十億円の中小企業専門!」とホームページに書くと「中小企業」という表現に機嫌を損ねる社長もいます。
「資産10億円以上の資産家専門!」と書けば「私が相談したらうちに資産が10億円以上あるってわかっちゃうから、なんか相談しにくい…」と思われることもあります。
「儲かっている開業医専門!」はまずいですね(^^;
自分が儲かっているかどうかはわからないものです。
「うちのクリニックはまだまだだから、儲かっているとは思えない…」という理由で問い合わせしてくれないこともあります。
差別化をするときは、顧客の立場にたった表現をしましょう。
例えば、
- 年商数億~数十億円の中小企業専門!→ 年商数億~数億円のオーナー企業専門!
- 資産10億円以上の資産家専門!→ 東京都中央区に土地を持っている人専門!
- 儲かっている開業医専門!→ 手取りを増やしたい開業医専門!
などに変えましょう。
何を依頼できて、どんなメリットがあるかを明示する
税理士のサービスは手に取って見ることができない無形サービスです。
無形サービスをアピールするときは「何を依頼できて、どんなメリットがあるのか?」を明示しないといけません。
例えば、新設法人をターゲットにするのであれば、
- 新設法人の立ち上げサポート
- 法人立ち上げ後の記帳代行や決算業務
を依頼できることを明示して、
- 費用を抑えて法人設立できる
- 法人立ち上げ後はビジネスに専念できる
- 定期的に経営状態をチェックできる
など、顧客に具体的なメリットがわかるようにしましょう。
人は自分にメリットのあることにしか動きません。
「何を依頼できるか?」まではホームページに記載している税理士は多いですが、「顧客にどんなメリットがあるか?」を明示している税理士は少ないです。
※だからチャンスです(^^)
ホームページに来てほしいターゲットを明確にしないと問い合わせはこない
ホームページやブログで集客するときは、ターゲットを明確にしないと問い合わせはきません。
「どんな人を集客したいですか?」と聞くと、
- 新設法人
- 中小企業オーナー
- 相続税のかかる人
など、漠然としたターゲティングしかしていない税理士は多いです。
「どんな新設法人ですか?」「どんな中小企業オーナーですか?」「相続税のかかるどんな人ですか?」の問いに答えられないとマズいです。
ターゲットは絞れば絞るほど問い合わせがきます。
ターゲットは絞ればどんなホームページにするか、どんなブログを書くかが見えてくるからです。
ターゲットに「このサイトに書いてあること、自分のことだ!」と思わせたら高確率で問い合わせがきます。
例えば、20代で脱サラしてIT会社を立ち上げた人向けであれば、
- 人材を採用するときの税金の話
- 利益が出たときの節税方法
- クラウド会計のメリットとデメリット
などの情報が役に立つでしょう。
飲食店を始める人であれば、
- はじめての借金!ほんとに借りて大丈夫?
- 資金調達の方法
- 資金繰り改善方法
- 仕入れや在庫の会計について
などは興味があるところです。
定年後にビジネスを始めた60代であれば、
- 老後にかかる資金を計算して、どこまで経費で使っていいか?
- 老齢年金と事業所得の申告方法
- 自宅を事務所にした場合の経費の考え方
などは興味をひく内容です。
ターゲットを絞るほどその人に向けたメッセージになるため、
- 「ちょっと話を聞いてみたい!」
- 「こういう場合はどうなの?」
など、問い合わせにつながりやすいです。
Web集客はキーワード選定が命!
Web集客で大切なのは「集客したい人が検索しそうなキーワードで検索上位をとること」です。
集客したい人が検索しないキーワードで検索上位をとっても、狙った問い合わせは来ません。
集客したい人が調べるキーワードで検索上位にするには、
- キーワードのリサーチ
- キーワードの選定
が命です。
例えば、利益の出ている法人を集客したい場合は、「法人税 節税」などのキーワードで上位を狙うのが良いでしょう。
極端な例ですが、
- 資金繰り改善
- 法人 設立
などのキーワードでは利益の出ている法人から問い合わせは来ません。
キーワードのリサーチ方法
キーワードのリサーチは、
が便利です。
related keywordsは、狙いたいキーワードに関連するキーワードを一覧で出してくれます。
自分が思いつかなかったキーワードと出会うことができます(^^)
キーワードプランナーは、狙いたいキーワードがどれくらい検索されているかを調べることができます。
自分が狙いたいキーワードがあっても、検索している人がいなければ意味がありません。
※魚のいないところで釣りをするようなものです。
related keywordsで表示される関連キーワードを、キーワードプランナーで検索ボリュームを確認する作業をしてください。
↑↑↑
作業工程がわかるように動画も作りましたので、参考までに(^^)
タイトル・キーワード・ディスクリプションに狙いたいキーワードを入れる
狙いたいキーワードが決まったら、キーワードを使ったタイトルを決めましょう。
また「keywords」には、狙いたいキーワードを入れておきましょう。
ディスクリプションとは記事の要約をする文章のことですが、検索にかかりやすいので、ディスクリプションにも狙いたいキーワードを入れておきましょう。
もちろん、記事の中身が最重要なのですが、タイトル・キーワード・ディスクリプションに狙いたいキーワードを入れるのをお忘れなく。
「地名 税理士」のコンテンツづくりも忘れずに
今すぐ近くの税理士を探したい人は、地名を入れて検索します。
あなたのホームページやブログに「地名 税理士」のコンテンツを入れるのもお忘れなく。
ちなみに、キーワードプランナーでは必ず、
- 「地名 税理士」
- 「税理士 地名」
で検索ボリュームの違いを確認してください。
2019年1月31日に「渋谷区 税理士」と「税理士 渋谷区」で検索ボリュームを調べてみたところ、
- 渋谷区 税理士 → 170
- 税理士 渋谷区 → 50
でしたので「渋谷区 税理士」の並びでコンテンツを書く方が良いことになります。
例えば、「税理士を渋谷区でお探しの方は~」ではなく「渋谷区で税理士をお探しの方は~」の方が良いということです。
検索上位にくる記事を書くには、すでに上位にある記事を参考にする
「どんな記事を書けば上位にくるのか?」を知るには、すでに上位にある記事を参考にするのが一番です。
狙いたいキーワードでGoogle検索して、1位~10位のサイトをリサーチしてください。
リサーチする内容は、
- タイトルにどんなキーワードを入れているか?
- どんなディスクリプションか?
- どんなことが書かれているか?
の3つです。
1位~10位のサイトをリサーチすることで上位にくる要因が見えてきます。
また、リサーチ結果を参考に記事を書くことで上位に来やすくなります。
ちなみに私は「Xmind」というマインドマップを使ってライバルサイトのリサーチをしています。
私が実際にリサーチしているのはこんな感じです(^^)
↓↓↓
上位1位~10位のサイトをリサーチすると、
- どのサイトにも書かれている内容
- 一部のサイトにしか書かれていない内容
があることに気づきます。
上位に来やすい記事は、
- どのサイトにも書かれている内容
- 一部のサイトにしか書かれていない内容
- どのサイトにも書かれていないが、読者が明らかに知りたいであろうオリジナルの内容
の3つが網羅されている記事です。
3つの要素に配慮して文章を書くようにしましょう。
頑張らなくても中身のある長文を書ける方法
前述の「頑張らなくても中身のある長文を書ける方法」ですが、
前述のキーワードリサーチをして、1位~10位のサイトをリサーチして文章を書けば、あっという間に10000文字くらいはいきます(^^)
きちんとリサーチしたことをまとめて書くだけなので、書くこと自体は大変ではありません。
※どちらかというと、リサーチの方が大変です。
Googleはどうやって検索順位を決めているのか?
Googleの検索エンジンが検索順位を決めるためのチェックポイントは200以上あり、内容はすべて非公開です。
200以上のチェックで優良なサイトかどうかを判定しています。
特に重要なのは「インデックス数」です。
インデックスとはGoogleの検索結果に表示されることです。
仮に100記事入っているブログがあっても、Googleからインデックスされている記事が5記事しかなければ評価は低いサイトということです。
インデックスされていない95記事は、Googleからすれば「存在していない」のと同じです。
反対に、10記事しかないのに10記事ともインデックスされていればサイトの評価は高いです。
キーワードを検索して、サイトを見にきた人が知りたい情報をきちんと返せているかをチェックされているのです。
記事の数よりもインデックス数を意識して、1記事1記事しっかりした記事を書くことが大切です。
どれだけSEO対策しても検索上位にこないこともある
どんなにキーワードリサーチをして、ライバルサイトのリサーチもして、誰にも負けない記事を書いたとしても検索上位をとれるとは限りません。
特にライバルサイトのGoogle評価が高いとなかなか上位をとれません。
中にはずっと検索順位が上がってこない記事もあります。
ライバルサイトが強すぎる場合は、同じターゲットが検索しそうなキーワードで、もう少しライバルサイトが弱いキーワードを探しましょう。
また、上位に来ない記事は定期的に修正を行いましょう。
目安としては半年に一度です。
ちなみに、記事を公開してすぐに上位に来るわけではありません。
平均で3ヶ月、長いと6ヶ月以上かかることもあります。
しっかりリサーチして書いた記事はしばらくは放置すること、順位が変わっても慌てず放っておくことも大切です。
きちんとした記事はいずれ順位が上がります。
※私も7ヶ月待ってようやく上位に来た記事がありました。
ホームページ集客にはPPC広告も有効
ホームページ集客にはPPC広告も有効です。
Googleで検索すると、上に「広告」と書かれている部分がありますが、あれがPPC広告です。
※リスティング広告ともいいます。
PPC広告はSEOとは違い、クリックされるごとにお金がかかる広告です。
SEO対策の弱点は時間がかかることです。
ホームページや記事を作っても数カ月は検索結果に表示されません。
PPC広告を使うことですぐに上位(広告部分ですが)に表示されるため、早期の集客が期待できます。
しかも、広告とはいえクリックされた履歴は残るため、純粋なSEO対策(検索順位を上げる)も早めることができます。
特に「税理士 地域名」ではPPC広告が有効です。
最初はPPC広告に投資して、自然検索の順位を上げて、現在は広告費ゼロで集客に成功している税理士事務所もあります。
広告で上位をとり、その下の自然検索にも自社サイトがあるとかなり信用性は高く見えます。
例えば「法人税 節税」と検索した場合に、PPC広告を出しておけば広告部分に表示されるため、儲かっている企業から問い合わせが入る可能性があります。
PPC広告は1クリックあたりの費用を競合他社と競り合って、勝った場合に広告の上位に表示される仕組みです。
やみくもに広告を出しても表示されない可能性もありますし、表示されても1クリックあたりの費用が高額になることがあります。
そのため、PPC広告を出すにも戦略が必要です。
また、PPC広告にお金をかけてホームページに集客しても、ホームページがダメだと離脱されてしまいます。
- ホームページの内容がわかりにくい
- 知りたい情報が載っていない
- 問い合わせしにくい
などの難があると、問い合わせは来ません。
まさにPPC広告にお金を捨てている状態になってしまうため、ホームページをしっかりと作りこむことは大切です。
Google Analyticsを入れてアクセス解析をする
ホームページを作ったら必ずGoogle Analyticsを入れて、アクセス解析できるようにしましょう。
- どれくらいの人がホームページを見ているのか?
- どこからホームページにたどり着いたのか?(流入経路)
- どんなキーワードで検索してホームページに来ているのか?
- どの記事を何分読んでいるか?
- どれくらいコンバージョン(問い合わせ)しているか?
- 離脱率はどれくらいか?
などを見て、ホームページのPDCA(Plan DO Check Action)をしてください。
うまくいっている部分を解析したり、うまくいっていない部分の改善が必要です。
正直、サイトは作ってから気づくことの方が多いです。
「この記事はアクセスがくるだろう」と思った記事にアクセスがこなかったり、軽い気持ちで作った記事に妙にアクセスが来たりすることもあります。
ほんとに「サイトは作ってみないとわからないな」と今でも思います(^^;
Google Analyticsは無料ですので、必ず導入してサイトのPDCAに使ってください。
税理士のfacebook集客
税理士とfacebook集客は相性が良いです。
税理士は無形サービスで、ある意味「顔を売る商売」だからです。
facebookは人間性を伝えるのに良いツールです。
- どんな性格なのか?
- 趣味なんなのか?
- プライベートは何をしているのか?
など、あなたの人間性を伝えることができて、見ている人は親近感を感じます。
facebookでのNGは、やたらとfacebook上で売り込みをすることです。
「税金のご相談はぜひ私まで!」という投稿ばかりしていたら嫌われます。
「でも、人間性を伝える投稿ばかりでは、仕事の相談がこないんじゃないか…」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
facebookで人間性を伝える投稿をする目的は、見ている人に「何かあったらこの先生に相談しよう」と思ってもらうためです。
だから、facebookで売り込みをしなくても、ある日突然「ちょっと相談したいのですが…」とメールがくるのです。
facebookを通して「売り込みをしない税理士」に見せることも大事な営業活動なのです。
問い合わせを起こすコツは接触頻度でもあります。
接触頻度の高い人には親近感を覚え、問い合わせしやすくなります。
接触頻度を多くするには直接会わなくてもfacebookでも効果があるのです。
facebookで役立つ情報発信をするのも良い
「facebookでは、税金やお金に関するお役立ち情報だけ投稿する」と決めるのもアリです。
売り込みはダメですが、読む人に役立つ情報を無料で提供することは有効です。
「何かあったらこの先生に相談しよう」という信用ができていきます。
facebookは自社のブログ更新の拡散に超有効
自社でブログをやっている場合はfacebookなどのSNSを最大限に活用してください。
Googleの検索順位を決める要素に「どれだけSNSでシェアされているか?」があります。
自社でブログを書いたらfacebookでシェアして「こんなブログを書きました。ぜひ読んでみてください」と宣伝しましょう。
メリットは、
- ブログをfacebookにシェアすることでブログの評価が上がり、検索順位に良い影響がある
- 書いたばかりのブログをfacebookの友達が読んでくれることでブログのアクセスを伸ばせる
- facebookの友達にブログを宣伝できるので、他の記事も読んでくれればさらにアクセスを伸ばせる
の3つがあります。
一石三鳥ですので、ブログはfacebookで宣伝しましょう。
もちろんfacebookに限らず、twitter、instagramなどのSNSでも有効です。
Youtube集客もかなり有効
Youtubeの集客も税理士に合っています。
Youtubeのメリットは、
- 自分の顔、声、雰囲気を伝えられる
- 自分のプレゼンを無料で発信できる
- 日本中に顧客を持てる
- 会わなくても説明できる
- 検索上位でなくても見てもらえる可能性がある
- 一度撮影した動画はホームページやブログに使える
- facebookなどSNSでも拡散できる
などがあります。
ホームページやブログ、SNSと違って、文字ではなく動画で伝えられるのはYoutubeの大きな強みです。
今はスマホのカメラの性能がかなり良いので、立派なビデオカメラを買わなくても高品質な動画を撮影できます。
「思いついたら即撮影!」で、どんどんYoutubeコンテンツを増やしている税理士さんもいます。
Youtubeセミナーは税理士向き
セミナーで顧客獲得をするのは魅力的にですが、
- 場所の確保
- 集客しなければならない
- 当日遅れてくる人がいたり、ドタキャンがでる
など、けっこう面倒も多いですよね。
そもそも、税理士のセミナーは情報を伝えるだけですから動画でも良いのです。
※商品を実際に触ったり試食したりするにはリアルのセミナーである必要がありますが、情報を伝えるだけなら一ヶ所に人が集める必要はありません。
Youtubeセミナーであれば、
- セミナー会場を抑える必要がない
- 集客がいらない
- 参加者に会場に来てもらう必要がない
- セミナーを見る人は日本全国にいる
- オンタイムでセミナーを見れなくても録画なので後でも見れる、何度も見れる
というメリットがあります。
興味がある人は問い合わせをくれます。
セミナーの告知はホームページ、ブログ、SNSで良いでしょう。
「〇月〇日〇時からYoutubeセミナーやります!」と宣伝して、後日「先日のYoutube動画を配信します!」と何度でもセミナー動画を配信できます。
Youtubeセミナーで顧客を獲得している税理士もいます。
Youtubeは遠方の顧客対応に向く
Youtubeを使えば遠方の顧客対応が楽になります。
毎月訪問していた遠方の顧客も、説明の動画を撮影してYoutube動画のURLをメールで送れば良いのです。
質疑応答はメール、電話、スカイプで良いでしょう。
特に若手の経営者には意外と喜ばれる手法です。
経営者は時間をとられるのを嫌う人も多いですが、動画であれば経営者も好きな時間に確認できるので時間を有効に使えます。
税理士も移動の時間やコストを削減できます。
Youtube動画には「限定公開」があり、動画のURLを知っている人しか見れないように設定できます。
限定公開の動画は検索しても出てきませんので、税理士と顧客だけの話にも使えるのです。
この手法を応用すると、かなり遠方の顧客も獲得できます。
ホームページ、ブログ、Youtubeなどで集客した顧客に対して、Youtubeでフォローできます。
今は地域を飛び越えた顧客開拓ができる時代です。
一般社団法人に登録して集客する方法
税理士の集客方法の1つに「一般社団法人への登録」という方法もあります。
相続系の一般社団法人に登録することで、相続の個別相談がきます。
集客は一般社団法人がしてくれるため、来たお客さんの対応をして自分の顧客にしていく方法です。
※ただし、集客してくれる一般社団法人は限られています。
ちなみに、私たち「一般社団法人 相続ファシリテーター協会」では、相続の相談対応ができる税理士さんを求めています。
私たちのもとには相続の相談がたくさん来ているのですが、個別相談を対応できる税理士さんが不足しています。
「相続案件をやりたい」という税理士さんはお気軽に当相談センターにお問い合わせください。
詳細を説明させていただきます。
↓↓↓
税理士のセミナー集客
セミナー集客で成功している税理士もいます。
見込み客はいきなりあなたの事務所に訪ねるのは勇気がいるものです。
セミナーであれば気軽にあなたの話を聞くことができます。
セミナー最大の難関は集客です。
有名な税理士先生であれば名前だけで集客できることもありますが、無名の税理士は集客に工夫が必要です。
- 自分の知り合いに声をかけてセミナーに来てもらう
- ビジネスの協力関係にある人(他の士業や保険屋さん)に集客を手伝ってもらう
- 商工会や銀行にセミナーを企画してもらい、集客してもらう
- チラシや新聞広告をうつ
- セミナーサイトで告知する
など、集客戦略を立てましょう。
何のためにセミナーをして、どんな人に来てもらって、どんなことを話すかも考えてから集客しましょう。
「何のためのセミナー」かは、
- 単純に勉強会をやりたいのか?
- 役立つ情報を伝えることで自分の宣伝をしたいのか?
- セミナー来場者に顧客になってほしいのか?
を明確にしてセミナー内容を作りこみましょう。
何のためにセミナーをやるかが決まれば「どんな人に来てもらうか」が決まります。
法人経営者向けのセミナーにサラリーマンや主婦を集客しても意味がありません。
どんな人に来てもらうかが決まれば「どんなことを話すか」が決まります。
来た人に自分の望む行動をとってもらうためのセミナー内容である必要があります。
実際に会うことで人は親近感を覚えます。
セミナーに来場した人はあなたの人となりや、どんなことができる税理士なのかがわかるため、仕事につながりやすいでしょう。
ホームページ、ブログ、SNSなどで情報発信をしておくと、セミナー来場者はあなたを見て「本物だ」と思います。
テレビで見ていた芸能人を生で見たときの感覚です。
画面でしか見ていなかったあなたを見ることで、すでにあなたを信用している人もいるでしょう。
※だから、Web戦略は大切なのです。
セミナータイトルは集客を左右する
正直に書きますが、税理士のセミナータイトルにはあまり魅力的なものがありません。
- 「相続税セミナー」
- 「事業承継勉強会」
- 「経営改善セミナー」
など、あまり興味をそそりません。
税理士もキャッチコピーを学ぶべきだと私は考えています。
- 「私が実際に見たドロ沼相続」
- 「事業承継で会社をつぶした社長たちの実話」
- 「税理士が教えてくれない、もっと節約できる法人会計」
- 「税理士が教える!税理士を選ぶときはここを見ろ!」
など、ちょっと工夫するだけでもセミナーの印象が変わります。
人は理屈で行動しません。
「なんか面白そう」と思ったら動くのです(^^)
セミナータイトルは細部までこだわってください。
紹介営業
紹介営業は税理士の新規開拓の王道といえるでしょう。
顧客から顧客を紹介してもらうのは、紹介元の人の信用が担保されているため、契約につながりやすいです。
紹介営業は待っていてもなかなか案件は来ないものです。
紹介営業のコツは「紹介をお願いすること」です。
世間からは「税理士は忙しい」と思われています。
「先生忙しそうだし、新規の紹介なんて無理かな…?」と思っている人は意外にも多いです。
「税理士を探している人がいたらぜひ紹介してください」と顧客や周りの人に声をかけておきましょう。
きちんと言ってみると、意外にもすんなり紹介をもらえることがあります。
きちんとした仕事をすれば自然と紹介をもらえるものです。
軌道にのれば自然と新規の紹介が来るようになるので、軌道に乗るまでは紹介依頼をしましょう。
最初は確定申告案件の紹介なども受けて、まずは顧客を増やしていきましょう。
すそ野が広がれば紹介の数は増えていきます。
士業や保険屋さんとつながりを作っておく
税理士の顧客になる経営者や資産家を知っているのは、税理士以外の士業や保険屋さんです。
他の士業や保険屋さんと仲良くなることで、税理士案件が出たときに紹介をもらいましょう。
一般社団法人などを作って、案件を共有する士業と保険屋さんのチームもありますよね。
士業や保険屋さんからの紹介案件は仕事になりやすいです。
知り合いに営業する
顧客獲得の基本は、自分の知り合いに営業することです。
「せっかく苦労して税理士の資格をとったのに、営業なんてしたくない」という人もいます。
※気持ちはすごくわかります(^^;
先生業ですし国家資格ですし、なぜ営業しなければならないのか?と思うのは当然です。
ですが、前述のとおり全国には28000の税理士事務所がありしのぎを削っています。
売上がなければ食っていけませんから、営業が必要になれば知り合いにでも営業しなければいけません。
事務所を開けば顧客がやってくる時代はとうの昔に終わっています。
飛び込み営業はおすすめしない
税理士に飛び込み営業はおすすめしません。
「優秀な税理士に顧客がいなくて飛び込み営業をしている」というのは説明がつかないからです。
また、飛び込み営業は効率が悪すぎます。
時間と労力の無駄です。
どんな人でも税理士の顧客になりえる
人が生きている以上お金は必要ですし、お金を稼ぐことと税金は切っても切れない関係です。
法人でも個人でも、資産家でもサラリーマンでも、全員が税金と関係しています。
つまり、あらゆる人が税理士の顧客になりえるということです。
人と会って話をするだけでもビジネスチャンスになることがあります。
営業するときのコツは決して売り込まず、税理士として相手にメリットのある話をしてあげることです。
相手が「へー!知らなかった!」と思ってくれればビジネスチャンスがあります。
「へー!知らなかった!」という人の中には「何かあったらこの先生に相談しよう」という想いが芽生えているからです。
税理士として役立つ情報提供が、いつしか仕事になって返ってきます。
自分の強みを明確に伝える
税理士でよくないのは「なんでもできます!税金に関することならなんでもご相談ください!」というアプローチです。
「なんでもできますは何にもできない」とよく言われるように、あなたが何に強いのかわからないのです。
前述したとおり、あなたの強みを明確にして「どんなことが依頼できて、依頼するとどんなメリットがあるのか?」を明確に相手に伝えましょう。
営業にいくときは、あなたの強みを欲しがってくれそうな人のところに営業にいくようにしてください。
税理士の営業方法については『税理士の営業活動方法!独立開業後の集客方法とは?』も参考にしてください。
参考記事:『税理士の営業活動方法!独立開業後の集客方法とは?』
税理士マッチングサイトで集客
税理士マッチングサイトに登録して集客する人もいます。
無料で登録できるマッチングサイトが多いので、登録しないよりはした方が良いでしょう。
税理士マッチングサイトは集客力があり、税理士を求めている人と会えるため契約になる確率が高いです。
開業したてのときは力強いでしょう。
税理士マッチングサイトのデメリットは費用でしょう。
登録料が無料である代わりに、1年目の顧問料の50%を払わなければいけないサービスもあります。
また、有料版にしないと使えない機能があるサービスもあります。
集客力はありますが、費用対効果はしっかり検討してください。
新聞広告やチラシやDMで集客
年配層はまだまだ新聞を読んでいますので、相続系の集客には新聞広告は効果的です。
ただし、広告費用が高いです。
新聞広告はセミナー集客に向きます。
DMやチラシも興味を引く構成にすれば問い合わせがくることがあります。
どんな人に向けて、どんな問題提起をして、どんな興味付けをして、どう問い合わせさせるかがDMのカギです。
税理士事務所の案内をDMやチラシで撒くだけでは問い合わせはきません。
DMやチラシもセミナー集客に向きます。
看板や電車内広告は駆け出しの税理士事務所にはおすすめしません。
看板や電車内広告のデメリットは、
- 費用が高い
- 効果測定ができない
の2点です。
新聞広告・チラシ・DMはただバラまくのではなく、戦略を練って作成しましょう。
今後の税理士業界はどうなる?
税理士は75000人以上いるのにも関わらず、
- 法人の数は減っている
- 税理士業界で価格競争が起きている
- 良質な会計ソフトが安価で手に入るため、税理士の存在意義が問われだした
- 今後はAIなども税理士のライバルになるかもしれない
という時代背景です。
freeeなどの安いクラウド会計ソフトもあり、顧客単価を下げる要因になっています。
仮想通貨で使われたブロックチェーンという技術は、人間が行うより早くて正確に税金計算ができ、税理士がいらなくなる可能性もあります。
稼げる税理士と稼げない税理士の二極化が進むでしょう。
従来のやり方にとらわれて薄利多売で安い仕事しかとれず、休む暇もなく貧乏になる税理士も増えるでしょう。
かたや、時代の変化に柔軟に対応し、新しい税理士ビジネスのコツをつかんで高い収入を得る人も増えるはずです。
今は時代の変化のスピードが速いため、どれだけ新しい技術や知識を柔軟に取り入られるかがカギです。
税理士の50%以上は60歳以上です。
60代の税理士であっても、ビジネスである以上は時代の変化に対応する必要があります。
こんな時代だからこそ、独立開業はチャンス
今後の税理士業界を考えて不安になる人と、チャンスと思う人がいます。
今までの常識が崩れるときはビジネスチャンスです。
勤務税理士の平均年収は400~600万円。
一方、独立した税理士の平均年収は約2000万円と言われています。
勤務時代は嫌な顧客であっても対応しなければいけませんでしたが、独立すれば自由です。
独立してうまくいけば、自分の得意分野だけで仕事をすることもできるでしょう。
もちろん、独立したから全員が稼げるわけではありません。
独立したのに全然稼げず、勤務税理士に戻る人もいます。
従来のやり方しかできない税理士がたくさんいるほど、柔軟な税理士はチャンスが広がります。
今までの税理士の常識にとらわれないことが大切です。
これからの税理士に求められることは?
会計ソフトやAIの進歩は止められません。
どれだけ会計業務や税金計算に優れていても、コンピュータには勝てません。
これからの税理士に求められることは「人間にしかできないことを提供すること」です。
人間にできて、AIにできないことがあります。
それは「想像」です。
想像してアイデアをだし、戦略を練ることはまだまだAIにはできません。
AIは多角的思考も苦手です。
人間はあらゆる角度から想像し、アイデアを出すことができます。
※やっぱり人間の脳みそはすごいってことです。
これからの税理士に求められることは「企業の売上を上げるコンサルティング」でしょう。
企業の収支を計算するだけならAIや会計ソフトにもできます。
AIやソフト、インターネットやシステムも活用して「こんなことができますよ」「こうすれば売上が上がりますよ」と提案できる税理士は最強でしょう。
前述したWeb集客の仕組み作りも、税理士が企業にコンサルティングできたら、他の税理士と圧倒的な差別化が図れます。
もともと企業の財務を知っているわけですから、どのタイミングで何に投資すべきかを財務面からもコンサルティングできるのは税理士だけです。
既存の顧問先に「顧問報酬を上げてください」とは言いにくいですよね?
であれば、経営コンサルティングをして顧問報酬の財源を作ってあげれば良いわけです。
すでに顧問がついている企業の税理士を変えることは困難なので、新設法人向けに営業している税理士はたくさんいます。
ですが、新設法人の取り合いになっている状態です。
「ビジネスは川上をいかにつかむか」が大切ですから、新設法人を探すのではなく「新設法人を作る」ところから関わっておけば、他の税理士に案件をとられません。
「脱サラを考えているサラリーマン」や「学生起業を考えている学生」に「どうやってビジネスを作るか?」のコンサルティングができれば新設法人の契約はたくさんもらえます。
税理士は「経営コンサルタント」として企業の売上アップに貢献し、財務コンサルも行うのがこれからの時代に求められる姿かもしれませんね。
相続マーケットは右肩上がり
法人マーケットは縮小していますが、相続マーケットは右肩上がりで上昇しています。
たしかに、法人顧問は毎月安定した顧問料が入ってきますが、その分税理士同士の競争が激化しています。
相続税や相続のコンサルティングに強い税理士はまだまだ少ないのに、平成27年の相続税改正もあり、相続マーケットはこれからが本番という感じです。
法人マーケットをやりながら、相続案件を増やしていくのも今後の経営上必要でしょう。
ビジネスの基本は拡大していくマーケットで勝負することです。
相続案件の報酬も悪いものではありませんよ。
相続案件を複数抱えていくことで、法人顧問よりも大きな収益を得られることもあります。
今後さらに増える相続案件に備えて、今から相続案件をこなしておくことも大切です。
前述のとおり、私たち「一般社団法人 相続ファシリテーター協会」では、相続の相談対応ができる税理士さんを求めています。
私たちのもとには相続の相談がたくさん来ているのですが、個別相談を対応できる税理士さんが不足しています。
「相続案件をやりたい」という税理士さんはお気軽に当相談センターにお問い合わせください。
相続案件を増やすきっかけになれば幸いです(^^)
まとめ
独立開業後の税理士の集客方法についてご紹介してきました。
特にホームページやブログなどWeb集客はとても有効です。
Web集客は、セミナーや紹介と組み合わせて使うことでさらに効果を高めてくれます。
また、Youtubeを使えば地域関係なく顧客の開拓ができるでしょう。
企業が税理士に求めるものが変化しています。
税金の計算だけが税理士の仕事ではなく、総合経営コンサルティングができれば、AIもまったく怖くありません(^^)
相続マーケットは右肩上がりです。
相続案件をこなしてみるのも有効な手段でしょう。
あなたの集客戦略の参考になればうれしいです(^^)
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