ファイナンシャルプランナーの年収や給料を元FPが語る

ファイナンシャルプランナーの年収や給料を元FPが語る

「ファイナンシャルプランナーって稼げるの?」と、思う人は多いはず。

この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)の年収や給料をご紹介します。

 

ちなみに私は元FPなので、実際にファイナンシャルプランナーとして仕事をしてきた実体験も交えてお伝えしますね(^^)

 

ファイナンシャルプランナーを一言でいうと「お金の専門家」です。

 

日本の義務教育ではお金の授業がないため、社会人になってお給料をもらうとお金をどう扱えばいいかわからないものです。

 

また、

「年金がもらえるのか?」

「税金は上がるのか?」

「資産運用をした方が良いのか?」

など将来的な不安が増えている時代なので、ニーズのある資格といえます。

 

「ファイナンシャルプランナーは本当に稼げる資格なのか?」を見ていきましょう。

 

この記事では、

  • ファイナンシャルプランナーの年収や給料
  • 独立すると稼げるのか?
  • FPの仕事内容
  • 資格の難易度
  • FP取得の勉強方法
  • FPと一緒に取得したい資格

などをご紹介します。

 

ファイナンシャルプランナーを目指す人や、現在FPとして活躍している人にも参考になればうれしいです(^^)

目次

ファイナンシャルプランナーの平均年収は663万円!

1万円

ファイナンシャルプランナーの平均年収を独自で計算したところ、663万円でした。

 

ただし、会社に勤務しているFPのみの平均年収です。

※独立FPの年収は除いています。

 

実は、ファイナンシャルプランナーの年収が明確に出ているデータはありません。

 

平成23年に日本FP協会が「ファイナンシャル・プランナー業務調査」でFPの年収データを公開していますが、ちょっと時間が経っているため、独自で計算してみました。

 

ファイナンシャルプランナーの主な就職先は、

  1. 保険会社
  2. 証券会社
  3. 銀行
  4. 税理士や公認会計士事務所
  5. 不動産会社
  6. 協同組合

などです。

 

なので、上記①~⑥の業種の平均年収からファイナンシャルプランナーの平均年収を割り出したところ、663万円となりました。

※①~⑥に勤務している人すべてがFP資格を取得しているわけではないので、あくまでも目安としてください。

 

計算根拠は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で、上記①~⑥の業種のデータを元に計算していることです。

年齢別の勤務FPの平均年収・月給・ボーナスの推移

コイン

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」を元に計算した、年齢別の勤務FPの平均年収・月給・ボーナスの推移をご紹介します。

年齢 月給 ボーナス 年収
20~24歳 26万円 42万円 346万円
25~29歳 33万円 99万円 491万円
30~34歳 39万円 131万円 600万円
35~39歳 43万円 167万円 682万円
40~44歳 48万円 175万円 748万円
45~49歳 54万円 201万円 850万円
50~54歳 58万円 210万円 908万円
55~59歳 46万円 152万円 708万円
60~64歳 39万円 88万円 556万円
65~69歳 33万円 74万円 470万円
平均 42万円 155万円 663万円

手取りの平均年収・月給・ボーナスの推移

札束

上記の給料データから計算した、手取りの平均月給・ボーナス・年収の推移をご紹介します。

年齢 月給 ボーナス 年収
20~24歳 20万円 32万円 269万円
25~29歳 25万円 74万円 369万円
30~34歳 30万円 102万円 467万円
35~39歳 33万円 129万円 524万円
40~44歳 35万円 130万円 555万円
45~49歳 40万円 147万円 623万円
50~54歳 43万円 156万円 674万円
55~59歳 33万円 109万円 510万円
60~64歳 29万円 66万円 416万円
65~69歳 25万円 57万円 361万円

※所得税・住民税・社会保険料を引いて計算していますが、お住まいの地域や家族構成によって手取りは変動します。

男性FPの平均年収・月給・ボーナスの推移

スーツ

男性FPの平均年収・月給・ボーナスの推移をご紹介します。

年齢 月給 ボーナス 年収
20~24歳 28万円 45万円 376万円
25~29歳 36万円 115万円 544万円
30~34歳 45万円 169万円 715万円
35~39歳 52万円 218万円 843万円
40~44歳 58万円 244万円 943万円
45~49歳 67万円 278万円 1081万円
50~54歳 69万円 270万円 1096万円
55~59歳 53万円 199万円 831万円
60~64歳 43万円 90万円 608万円
65~69歳 32万円 60万円 449万円
平均 52万円 194万円 816万円

女性FPの平均年収・月給・ボーナスの推移

スーツ女性

女性FPの平均年収・月給・ボーナスの推移をご紹介します。

年齢 月給 ボーナス 年収
20~24歳 23万円 39万円 319万円
25~29歳 28万円 85万円 426万円
30~34歳 31万円 98万円 476万円
35~39歳 34万円 116万円 519万円
40~44歳 36万円 120万円 552万円
45~49歳 38万円 130万円 583万円
50~54歳 41万円 141万円 629万円
55~59歳 38万円 107万円 558万円
60~64歳 30万円 99万円 458万円
65~69歳 32万円 112万円 493万円
平均 34万円 107万円 512万円

男女比でみると、男性FPの方が稼いでいることがわかります。

企業規模別のFPの平均年収・月給・ボーナス

東京駅

企業規模別(従業員数別)のFPの平均年収・月給・ボーナスをご紹介します。

従業員数 月給 ボーナス 年収
1000人以上 43万円 167万円 686万円
100~999人 43万円 131万円 647万円
10~99人 51万円 166万円 777万円

10~99人の規模がもっとも年収が高いです。

10~99人規模の企業は、小規模の保険代理店が多いです。

 

小規模の保険代理店は、営業力が高いベテランが多く、1人あたりの収入が大きいです。

 

「小規模の保険代理店に就職したい!」と思うかもしれませんが、保険代理店は保険を売る能力が高くないと入社できません。

役職別のFPの平均年収・月給・ボーナス

マネージャー

役職別のFPの平均年収・月給・ボーナスをご紹介します。

役職名 月給 ボーナス 年収
係長級 45万円 175万円 712万円
課長級 60万円 291万円 1017万円
部長級 75万円 361万円 1258万円

また、金融業と不動産業の役職別のFPの平均年収・月給・ボーナスをご紹介します。

金融業 月給 ボーナス 年収
係長級 46万円 183万円 740万円
課長級 68万円 343万円 1158万円
部長級 81万円 435万円 1411万円

 

不動産業 月給 ボーナス 年収
係長級 43万円 168万円 684万円
課長級 53万円 240万円 875万円
部長級 68万円 288万円 1104万円

金融業と不動産業を比較すると、金融業の役職者の方が稼げます。

銀行FPの平均年収・月給・ボーナス

銀行

銀行FPの平均年収・月給・ボーナスを、全体平均・男性・女性・企業規模1000人以上・100~999人ごとに調べました。

銀行FP 月給 ボーナス 年収
全体平均 41万円 159万円 653万円
男性 50万円 210万円 816万円
女性 30万円 101万円 464万円
1000人以上 41万円 162万円 657万円
100~999人 36万円 96万円 531万円

証券会社FPの平均年収・月給・ボーナス

証券会社

証券会社のFPの平均年収・月給・ボーナスを、全体平均・男性・女性・企業規模1000人以上・100~999人ごとに調べました。

証券会社FP 月給 ボーナス 年収
全体平均 60万円 277万円 993万円
男性 68万円 342万円 1153万円
女性 45万円 158万円 702万円
1000人以上 56万円 260万円 936万円
100~999人 65万円 278万円 1063万円

証券会社FPは、銀行FPよりも年収が高めです。

証券会社のFPは営業職が多く、個人の営業成績によって年収が大きく左右します。

 

なので、「証券会社に就職すれば、必ず稼げる」というわけではありません。

保険会社FPの平均年収・月給・ボーナス

保険

保険会社のFPの平均年収・月給・ボーナスを、全体平均・男性・女性・企業規模1000人以上・100~999人ごとに調べました。

保険会社FP 月給 ボーナス 年収
全体平均 37万円 124万円 566万円
男性 54万円 204万円 846万円
女性 28万円 83万円 423万円
1000人以上 37万円 123万円 563万円
100~999人 42万円 151万円 654万円

保険外交員FPの平均年収・月給・ボーナス

面談

保険外交員のFPの平均年収・月給・ボーナスを、全体平均・男性・女性・企業規模1000人以上・100~999人ごとに調べました。

保険外交員FP 月給 ボーナス 年収
全体平均 31万円 56万円 423万円
男性 52万円 83万円 708万円
女性 26万円 50万円 365万円
1000人以上 31万円 54万円 422万円
100~999人 29万円 89万円 435万円

保険外交員は、個人の保険売上によって大きく収入が変動します。

保険をたくさん売っている人は上記より稼いでいますが、保険を売れない人はほとんど稼げません。

 

FPスキルというよりは、営業力が必要です。

 

ちなみに、私は元保険外交員でFPをしていました(^^)

協同組合FPの平均年収・月給・ボーナス

小銭

協同組合のFPの平均年収・月給・ボーナスを、全体平均・男性・女性・企業規模1000人以上・100~999人ごとに調べました。

協同組合FP 月給 ボーナス 年収
全体平均 35万円 129万円 548万円
男性 40万円 150万円 626万円
女性 27万円 94万円 422万円
1000人以上 39万円 162万円 636万円
100~999人 32万円 113万円 502万円

不動産会社FPの平均年収・月給・ボーナス

マンション

不動産会社のFPの平均年収・月給・ボーナスを、全体平均・男性・女性・企業規模1000人以上・100~999人ごとに調べました。

不動産会社FP 月給 ボーナス 年収
全体平均 37万円 124万円 570万円
男性 42万円 149万円 649万円
女性 28万円 71万円 408万円
1000人以上 40万円 169万円 649万円
100~999人 37万円 127万円 576万円

公認会計士・税理士の平均年収・月給・ボーナス

電卓

公認会計士や税理士でも、FP資格をもっている人がいます。

公認会計士・税理士の平均年収・月給・ボーナスを、全体平均・男性・女性・企業規模1000人以上・100~999人ごとに調べました。

公認会計士・税理士 月給 ボーナス 年収
全体平均 56万円 215万円 892万円
男性 58万円 221万円 914万円
女性 51万円 192万円 804万円
1000人以上 58万円 241万円 939万円
100~999人 59万円 64万円 767万円

都道府県別のFPの平均年収・月給・ボーナス

日本

都道府県別のFPの平均年収・月給・ボーナスをご紹介します。

都道府県 月給 ボーナス 年収
北海道 32万円 97万円 481万円
青森 31万円 88万円 454万円
岩手 31万円 107万円 477万円
宮城 33万円 125万円 526万円
秋田 30万円 83万円 438万円
山形 32万円 75万円 459万円
福島 32万円 96万円 480万円
茨城 33万円 102万円 495万円
栃木 33万円 91万円 489万円
群馬 34万円 103万円 508万円
埼玉 35万円 106万円 523万円
千葉 35万円 115万円 540万円
東京 45万円 174万円 717万円
神奈川 38万円 115万円 568万円
新潟 32万円 93万円 483万円
富山 31万円 99万円 472万円
石川 32万円 91万円 472万円
福井 31万円 88万円 460万円
山梨 31万円 103万円 473万円
長野 32万円 97万円 487万円
岐阜 33万円 103万円 504万円
静岡 31万円 98万円 476万円
愛知 36万円 116万円 551万円
三重 33万円 103万円 499万円
滋賀 34万円 133万円 541万円
京都 34万円 109万円 511万円
大阪 37万円 128万円 576万円
兵庫 33万円 118万円 519万円
奈良 32万円 110万円 499万円
和歌山 30万円 83万円 443万円
鳥取 28万円 74万円 406万円
島根 29万円 95万円 447万円
岡山 34万円 106万円 516万円
広島 34万円 112万円 523万円
山口 31万円 91万円 462万円
徳島 31万円 97万円 466万円
香川 35万円 103万円 518万円
愛媛 30万円 91万円 446万円
高知 30万円 81万円 438万円
福岡 34万円 107万円 512万円
佐賀 29万円 85万円 430万円
長崎 29万円 83万円 436万円
熊本 31万円 95万円 468万円
大分 30万円 76万円 441万円
宮崎 28万円 83万円 418万円
鹿児島 31万円 97万円 464万円
沖縄 28万円 69万円 410万円

参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査

勤務FPの生涯賃金

コイン

上記の給料データから計算した生涯賃金は、約3億1800万円です。

 

サラリーマンの平均の生涯賃金は2億7000万円といわれているため、FPの生涯賃金は高めです。

 

ただし、「FP=営業職」という仕事が多いので、生涯賃金が高くなるかは個人の営業力に左右されます。

営業に自信がある人は、FPに挑戦してみても良いでしょう(^^)

そもそもファイナンシャルプランナーはどうやって稼いでいるの?

給料袋

FPの収入源は、

  1. 勤務している企業の給料
  2. 保険や投資信託など、金融商品を販売した手数料
  3. 相談料

が代表的です。

 

勤務FPの収入は、①と②の合計です。

独立FPの収入は、②と③の合計です。

 

FPの仕事は、弁護士や税理士のような独占業務ではなく、相談料の規定もありません。

本人の営業力や、ビジネスの作り方次第で収入は変わります。

 

くれぐれも言っておきますが、「FP資格を取得したから食える」というわけではありません。

 

また、有名な独立FPだと、

  • 講演料
  • 出版した本の印税

などの収入もありますが、ごく一部の超トップクラスのFPだけです。

 

ちなみに、私は勤務FPと独立FPを両方経験しました(^^)

現実的には、まず勤務FPで顧客基盤を作ってから独立するのがおすすめです。

独立FPは食っていけるの?

新聞

独立FPの中には、年収2000万円以上稼ぐ人もいます。

ですが、独立FPには会社員のような固定給がないので、自分で収入源を作る必要があります。

 

上記でも少しふれましたが、独立FPの収入源は、

  1. 保険や投資信託など、金融商品を販売した手数料
  2. 相談料
  3. 講演料
  4. 出版した本の印税

などです。

 

現実的には、①「保険や投資信託など、金融商品を販売した手数料」の収入が一番多いです。

 

独立FPの多くは、

  • 生命保険
  • 損害保険
  • 投資信託
  • 投資ファンド
  • 不動産

を販売して、手数料で稼いでいます。

 

「相談料だけで食っていく」というのは、現実的ではありません。

理由は、日本には「FPにお金を払って相談する」という文化がないからです。

 

ネット上には「無料のFP相談」が多数ありますが、あれは保険の販売が目的です。

つまり、「無料でお金の相談にのりますよ」といって集客して、保険を売って儲けています。

 

相談だけの純粋なFPは、かなり少ないです。

 

ごく一部ですが、一切金融商品を販売せずに、相談料や顧問料で稼いでいるFPはいます。

年収が高い独立FPの特徴

イノベーション

稼いでいる独立FPは、富裕層・企業の顧客を多くもっています。

富裕層・企業は、相談料や顧問料を高額にしてもお金を払ってくれます。

 

金融商品を提案すると、大きい金額を出してくれるため、FPに入る販売手数料も大きいです。

 

富裕層・企業を顧客にして、年収2000万円以上稼ぐ独立FPもいます。

 

「じゃあ、自分も富裕層や企業を顧客にして、FPとして独立しよう!」と思う人もいるでしょう。

 

注意点は、富裕層や企業を狙っているFPはたくさんいるため、ライバルFPを押しのけて富裕層や企業の心をつかまないといけません。

 

つまり、かなり営業力が必要なのです。

営業力に自信がない人は、独立は難しいです。

 

私も、独立しても営業ばかりしていました。

ファイナンシャルプランナーの仕事内容

相談

ファイナンシャルプランナーの仕事内容は、

  • お金の相談全般
  • ライフプランニング(人生設計)
  • 住宅ローン相談
  • 教育資金の相談
  • 老後資金の相談
  • 資産形成(貯蓄)の相談
  • 投資・資産運用の相談
  • 確定拠出年金(401k)の相談
  • 保険の相談
  • 不動産の相談
  • 相続の相談
  • 事業承継の相談
  • 年金のアドバイス
  • 企業の資金繰り相談
  • 税金の相談

など、かなり広範囲です。

 

勤務する会社によって業務は変わりますが、FPは「お金の専門家」としてあらゆる相談に対応できる必要があります。

FP資格の種類

ライフプラン

FP資格は5種類あります。

  1. CFP
  2. AFP
  3. FP1級
  4. FP2級
  5. FP3級

 

FP企画を主宰している団体は2つあります。

  1. 日本FP協会:AFP、CFP
  2. 一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい):FP1級、2級、3級

 

一般的にFP試験を受ける順番は、

  1. FP3級
  2. FP2級
  3. AFP(研修のみ)
  4. FP1級 or CFP

という感じです。

 

FP資格を主宰している団体が2つあるのでわかりにくいですが、

  • FP2級とAFPは同じくらいの資格
  • FP1級とCFPは同じくらいの資格

という印象です。

 

最低でも、FP2級までは取得しておきたいところです。

金融業界では、「FPといえるのは2級以上だ」といわれているからです。

 

私もFP2級まで取得しましたが、取得しておいた良かったと思っています。

 

名刺にFP2級と書けると、お客様も信頼してくれるからです。

FP資格があると、営業はしやすくなりますね(^^)

 

ちなみに、CFPを取得すると、日本FP協会の「CFP認定者検索システム」に登録することができます。

日本FP協会にきた相談を対応することができます。

 

「FPを極めたい!」という人は、CFPやFP1級を目指しましょう。

FP資格の合格率からみる難易度

パーセント

FP資格の合格率もご紹介しておきます。

学科合格率 実技合格率
FP1級 8% 86%
FP2級 31% 37%
FP3級 52% 48%

特に、FP1級の学科試験は超難関です。

やはり、3級→2級→1級の順に難易度が上がります。

 

ちなみに、

  • 学科試験:マークシート方式
  • 実技試験:記述式

となっています。

 

CFPの合格率も見てみましょう。

CFP 合格率
金融資産運用設計 37%
不動産運用設計 38%
ライフプランニング・リタイアメントプランニング 38%
リスクと保険 37%
タックスプランニング 36%
相続・事業承継設計 39%

CFPには6科目あります。

6科目を一度に受験した人の合格率は、約12%です。

 

やはり、CFPも難関試験です。

※AFPに試験はないため、AFPの合格率はありません。

FPの勉強方法・勉強時間

勉強

FPに合格するための勉強方法は、

  1. 独学
  2. 通信教育
  3. 資格スクールに通う

があります。

 

私がFP試験を受けた感覚ですが、3級と2級は独学で十分です。

テキストと過去問集を買って、くりかえし勉強しましょう。

 

独学の流れは、

  1. まずはテキストをざっと見る
  2. 過去問集をくりかえし解く。わからないところは解説やテキストで確認

です。

だいたいこの方法で合格できます。

 

ただし、FP1級やCFPは通信教育や資格スクールに通うのをおすすめします。

お金はかかりますが、プロに習わないと合格は難しいです。

 

勉強時間・勉強期間の目安をご紹介します。

勉強時間 勉強期間
CFP 200時間 3ヶ月
FP1級 360時間 6ヶ月
FP2級 180時間 3ヶ月
FP3級 60時間 1ヶ月

※1日2時間勉強で計算しています。

FPの年収を上げるために合わせて取得したい資格

女性

FP資格と合わせて取得すると、年収が上がりやすい資格をご紹介します。

FP単体よりも、ダブルライセンスで仕事をすると、専門家としての地位を高めることができます。

日商簿記【難易度:低い】

簿記

日商簿記は、企業の決算書を読むために有効です。

企業向けのコンサルティングをしたい人は、FPと合わせて取得しておくと良いでしょう。

合格率 勉強時間 勉強期間
簿記2級 約25% 約200時間 約4ヶ月
簿記3級 約45% 約100時間 約2ヶ月

投資診断士【難易度:低い】

投資

投資診断士は、投資や資産運用の専門資格です。

取得しておくと「投資や資産運用の専門家」として、信頼されます。

 

特に、金融商品を販売する、

  • 銀行
  • 証券会社
  • 保険会社
  • 保険代理店
  • 独立FP

の人におすすめの資格です。

 

これからは年金だけでは老後生活は不安なため、投資や資産運用を始める人が増えるでしょう。

 

FPと投資診断士をダブルライセンスで取得しておくと、

  • 資産形成の相談
  • 投資や資産運用の相談
  • 退職金運用の相談
  • 金融商品選びの相談

などを受けやすくなります。

 

個人の営業成績も上がるため、とても有効な資格です。

 

投資診断士は、

  1. 研修
  2. 試験

の順で受講します。

試験内容は簡単です。

 

合格すると名刺にも「投資診断士」と書けるので、営業に役立ちます。

 

投資診断士に興味のある人は、下記の一般社団法人投資診断士協会のホームページを見てみてください。

参考:一般社団法人投資診断協会

まだ新しい資格のため資格保有者が少ない分ライバルが少なく、金融関係の仕事をしている人には穴場の資格です(^^)

社会保険労務士【難易度:高い】

社労士

社会保険労務士は、社会保険の専門家として企業のコンサルティングをします。

企業向けに仕事をしたい人におすすめです。

 

FPと一緒に取得しておくと、かなり箔がつきます。

 

ただし、社会保険労務士の試験は難易度が高いので、取得には覚悟が必要です。

合格率 勉強時間 勉強期間
社会保険労務士 約10% 約800時間 約1年

中小企業診断士【難易度:高い】

パソコンおじさん

中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格のようなものです。

企業向けに仕事をしたい人は、FPと合わせて取得しておくと良いでしょう。

 

ただし、社会保険労務士と同じく、難易度が高いです。

合格率 勉強時間 勉強期間
中小企業診断士 約19% 約1000時間 約1年半

公認会計士【難易度:ちょっと高い】

電卓

公認会計士は、

  • 企業の会計業務
  • 企業の財務コンサルティング
  • 企業の監査業務

などを行う国家資格です。

 

企業向けの仕事をしたい人は、FPと合わせて取得するとかなりインパクトが強いです。

 

公認会計士は、合格率は高めですが、かなり勉強が必要です。

合格率 勉強時間 勉強期間
公認会計士 約25% 約4000時間 約5年

税理士【難易度:かなり高い】

確定申告

税理士は、

  • 企業の税務申告
  • 企業の財務コンサルティング
  • 企業の税務相談

などを行う国家資格です。

 

企業向けの仕事をしたい人は、FPと合わせて取得するとかなり箔がつきます。

 

ただし、税理士は合格率が低く、勉強期間も超長めです。

合格率 勉強時間 勉強期間
税理士 約10~15% 約3800時間 約5年

まとめ

相談

この記事をまとめると、

  • ファイナンシャルプランナーの平均年収は663万円
  • 勤務FPの年収は、勤める会社によって違う
  • FPで独立するには、営業力が必要
  • FP資格を取得するなら、2級は取得しておきたい
  • FP2級・3級は独学でも取得できるが、1級とCFPは独学だけでは難しい
  • FPと合わせてダブルライセンスで資格を取得するのがおすすめ

となります。

 

今後は、さらにお金のの不安が増える時代です。

昔のように、銀行に預けておけばよかった時代は、とっくに終わっています。

 

不透明な時代に、個人も法人もお金の不安を抱えているため、FPの需要はさらに増えていくでしょう。

 

あなたがFPとして活躍することを、心から祈っています(^^)!